2歳ごろになって野菜を全然食べなくなった!離乳食の時はたくさん食べていたのに…と悩んでいませんか?
2歳が野菜を食べないのは、「イヤイヤ期だから」「嗅覚や味覚が鋭いから」など理由があるんです。
理由を知って、野菜が食べない状態を克服していきましょう。
我が家も野菜を食べない子たちでした。ですので、実際に今まで色々と試してきた実体験をもとに紹介します。
小さいうちは野菜が食べられなくてもいずれは食べられるようになるとは聞くものの、一口でもいいから、少しずつでもいいから食べてほしいと親は思ってしまうものです。
困っているパパママのお役に立てたら嬉しいです♪
2歳児はごっこ遊びや大人のマネが大好き♪
一緒に料理ごっこをして、野菜に興味を持つきっかけ作りをするといいですね。
2才が野菜を食べないのはなぜ?
2歳ごろになって野菜を全然食べなくなった!離乳食の時はたくさん食べていたのに…なぜなの?
2歳の子どもが野菜を食べない理由は「イヤイヤ期だから」「嗅覚や味覚が鋭いから」などがあります。
野菜を食べない理由を知って、対処に繋げていきましょう。
大人よりも味覚・嗅覚が鋭い
2歳前後は嗅覚や味覚が鋭い時期です。
野菜には独特な味やにおいがあるため、大人が「美味しい!」と感じられるものでも、子どもには強すぎて嫌う理由になります。
私たちが食事で感じる味は5つに分かれており、2歳児はその中でも「苦味」がある野菜を嫌いになる可能性が高いです。
5味 | 主なサイン |
甘味 | エネルギーを持っているサイン (例)ごはん,パン,麺類,お菓子など |
塩味 | 塩に含まれる塩化ナトリウムは、ミネラルを持っているサイン |
うま味 | タンパク質を持っているサイン (例)トマト,きのこ,昆布など |
酸味 | 腐敗を示すサイン (例)レモン,お酢など |
苦味 | 毒物を示すサイン (例)ピーマン,ゴーヤ,緑茶,コーヒーなど |
私たちの舌で感じる5つの味覚のうち、2歳の子どもは「酸味」を感じると本能的に恐怖心を持ちます。
また、「苦味」は危険を感じるので、本能的に嫌がることがあります。
よって、特に「苦味」を持っている緑野菜を2歳の子どもが食べない傾向にあるのです。
調理法の工夫などをすると野菜から「苦味」が消え、2歳の子どもでも食べてくれる可能性がありますよ!
2歳児はイヤイヤ期でこだわりも強い
野菜を食べない大きな原因は、2歳児は自我が芽生え、自分のこうしたいという気持ち、こだわりが強くなるからです。
「2歳児といえばイヤイヤ期」と言われるほどママたちを悩ませていることも。
そのため、自分で野菜を食べない、好きなものしか食べないと決めてしまうと、大人が何を言っても食べようとしないというのはよくある姿です。
ママやパパに「こうしなさい」と言われたら、全て「イヤ!」と思ってしまうのです。
自分の好きな食べ物は進んで食べますが、野菜をいらないと思うと、何を言ってもなかなか食べてくれようとはしません。
野菜の食感がおいしいと感じない
大人がおいしいと思っている野菜の食感が、子どもにとってはおいしくないのも理由です。
よく野菜のおいしさを伝える時に「シャキシャキ」や「ポリポリ」「プチっとはじける」など食感を表現することがあります。
しかし、子どもはまだかみちぎる力が大人に比べて弱く、口の中の感覚も鋭かったり、その食感に慣れていなかったりするため、食感をおいしいと感じられない場合があるのです。
例えば、大人はレタスのシャキシャキ感をおいしいと感じます。しかし、もしレタスの食感がガムのようだったら、同じようにおいしいと感じられるでしょうか?
2歳の子どもはまだ食べ物を噛みくだく力が弱いため、野菜の食感を好まないことも理由の1つです。
まだ奥歯も生えていないので、野菜のような繊維の多い食べ物を苦手に感じるのもおかしくないですよ。
2歳の子どもは、幼児食に切り替わってから日が浅いということもあり、食感を受け入れるのにも時間がかかります。
今は野菜を嫌いでも、歳を重ねて慣れていけば自然と食べられるようになることが多いので気長に待ちましょう♪
2歳が野菜を食べない時の克服方法
2歳児が野菜を食べない理由はわかったけど、栄養面も心配だし、親としては少しでも食べさせたい…と思いますよね。
2歳児はイヤイヤ期ですが素直で単純なところもあり、工夫次第では食べてくれるようになりますよ。
2歳が野菜を食べない時の克服方法のアイディアを紹介します!
大人がおいしそうに食べてみせる
大人が野菜を美味しく食べている姿を、子どもに見せるのが効果的です。
2歳児はマネっこが大好き!大好きなパパママがおいしそうに食べていると、2歳の子どもに興味を持たせるきっかけになりますよ♪
たとえその日に食べてくれなかったとしても、何度もその光景を見ることで、野菜が気になり、食べてくれる可能性があります。
普段の食事の時に根気よく続けてみると良いでしょう。
野菜にアテレコしてみる
野菜にアテレコしてみると、聞いてくれることもあります。
2才は、言葉がだんだん発達してきて、やり取りも楽しくなってくる時期。
大人の言うことは聞かないけれど、友達や、自分より小さい子などからのお願いは聞いてくれるのが2歳児のとっても可愛いところです。
そんな2歳児の頼られたい心をくすぐるように、「〇〇ちゃんにたべてもらいたいよ~」「私、〇〇ちゃんのお口の中に入りたいなぁ」など野菜にアテレコしてみてください。
お兄さん、お姉さんの顔になって「いいよ」と言ってくれるかもしれません。
野菜のおもちゃで遊んだり絵本を読んだりする
日頃から野菜のおもちゃで遊んだり、絵本を読んだりして、興味を持たせましょう。
2歳児はごっこ遊びができるようになる時期。
おままごとで、おもちゃの野菜を切ったり、鍋に入れて煮込むマネをしたり。
ごっこ遊びでおもちゃの野菜を食べるマネをして「○○ちゃんが作ってくれたごはんおいしい~」と一緒に遊んでいるうちに、本当の食事でも食べるきっかけに。
「さっき○○ちゃんが人参スープ作ってくれたから、ママも作ってみたよ。」と言ってみると喜んでくれるかも。
絵本でも、野菜が出てくるお話を読んでみましょう。
食卓で、「本に出てきた大根だね」など話しているうちにパクっと食べてくれるかもしれませんよ。
今は食べるのは嫌いだとしても、どんどん興味を持ってもらうだけで、今後食べられるきっかけになってきます。
お手伝いをしてもらう
2歳の子どもに料理を手伝ってもらうことも、野菜嫌いを克服するきっかけになります。
まだ簡単なお手伝いしかできませんが、大好きなパパママに「手伝ってくれてありがとう。」と言ってもらえると気分も良くなるものです。
自分も役に立てた、楽しくお手伝いできた体験が、子どもにとっては大きな財産になるでしょう。
うちの子はお料理ごっこが大好きだったので、実際の料理のお手伝いはとても喜びました!
我が家で実際やってもらったお手伝いを紹介します。
うちの子が一番のお気に入りのお手伝いは溶き卵。
「まぜまぜ~」と言いながら楽しそうに混ぜてくれます♪
溶き卵で野菜を食べさせるなら、すり下ろしにんじんを一緒に入れて混ぜてもらい、卵焼きにしてみるとおすすめ。
溶き卵に茹でたジャガイモやブロッコリー、子どもの好きなハムやチーズなども混ぜて、フライパンで炒めるのも食べてくれましたよ。
野菜を育てて自分で収穫する
時間をかけるなら、野菜を一緒に育てて自分で収穫するのは、効果抜群です!
毎朝の水やりがお手伝いに。だんだん成長して実っていく様子も観察できます。
自分で収穫した野菜を食卓に出したら、子どもも感動して食べてくれますよ。
プチトマトはベランダにプランターを置いても手軽にできます。
我が家は幸い祖父母の土地があるので、ジャガイモやさつまいもを育てていますよ。
土地がないと育てるのが難しいと思われがちな根菜も、自宅で栽培できるキットを使えば庭がなくても大丈夫です♪
その他(楽しい食卓にする)
食事はみんなで楽しくしましょうね。
野菜を食べなさいとうるさく言ってばかりでは、食事自体が楽しくなくて嫌になってしまいます。
イヤイヤ期は親もイライラしがちですが、おおらかな気持ちで見守りましょう。
他にも簡単にできる2歳のテンションを上げる楽しくする工夫がありますよ。
特に、褒められたり成功体験を積んだりすることは、いろんなことが上手くいく自身に繋がりますよ。
我が家では、ピクニックごっこ(お弁当を食べる)にはまった時期がありました。
特に出かけくても庭や、外に出られない天候ならリビングにレジャーシートでもOK。
詰めるのは少し手間ですが、普段の食卓ではない場所と好きなキャラクターのお弁当箱で子どもはテンションが上がります。
その雰囲気で少しだけ入れておいた野菜もいつの間にか食べていたことがありましたよ。
2歳が野菜を食べるレシピのアイデア
レシピの工夫をすると食べられることもあります。
野菜の味やにおい、食感のわかりにくい調理法だと2歳でも食べやすくおすすめです。
ここでは、野菜嫌いの子どもを持つ私がやっていたアイデアをご紹介します。
子どもが大好き【ホットケーキ】を一工夫
うちの子どもは【ホットケーキ】が好きだったので、アレンジして作っていました。
私がよく使っていたのは、擦りおろしにんじんと青汁粉末です。
ホットケーキを作る時に、にんじん擦りおろしや青汁粉末を入れるのです。
にんじんは色的にあまりバレませんが、青汁は緑っぽくなるので初めて見る場合は多少抵抗があるかもしれません。
我が家では、小さいころから食べているので、ホットケーキが緑色なのに疑問を持っていません(笑)
家は、お茶どころに住んでいるので、緑茶・抹茶入りのお菓子を見慣れているせいかもしれませんが。
慣れてくると、「まぜまぜ」のお手伝いをする時にも「みどり入れて」と子どもから言ってきますよ。
また、ホットケーキは、牛乳の代わりに野菜ジュースを入れてもOKです。
野菜のみじん切りを入れた【チャーハン】
チャーハンも我が家では人気メニューなので、みじん切りにした野菜を入れます。
ただ、食感が気になる場合は、にんじんの擦りおろしを入れるのが野菜が入っているとバレにくくおすすめです。
キャベツは、よく炒めると食感が残りにくいですよ。
チャーハンは工夫次第で、塩こしょう、カレー味、しょうゆ味、鶏がらスープなど、どんな味付けも◎
また、子どもが好きな具材を入れると良く食べます。よく食べる味付けや具材を研究してみては?
好きな具材に、すりおろしにんじんなどバレにくい野菜をちょこっとずつ入れてみてくださいね。
【カレーやスープ】圧力鍋を活用して食感をなくす
野菜の食感が苦手な子なら、圧力鍋を使用すると野菜がとろとろになるので、食べやすくなります。
苦手な子が多い葉物野菜の玉ねぎやキャベツ、白菜などはトロトロに溶けやすいです。
カレーやスープにするのがおすすめですよ。
うちの子は、ソーセージが好きなので、野菜をとろとろに煮込んだコンソメスープにソーセージを入れると、たくさん食べます。
カレーの時は、お肉も圧力鍋に入れて煮込むと、柔らかく食べやすくなるのでおすすめです。
最近では、具だくさんの豚汁にもハマっています。
その他子どもに人気のメニューの工夫
子どもが好きなメニュー、チーズフォンデュ・ドライカレー・ハンバーグ・コロッケ・オムレツなどに野菜を少しずつ取り入れていきましょう。
色々と試しましたが、取り入れやすかったのは、擦りおろしにんじんでした(何度も登場ですみません、我が家では定番で)。
チーズフォンデュ
チーズフォンデュは、自分でつけて食べるというのが面白いみたいです。
人参やカボチャ・ブロッコリーなどの蒸し野菜を用意してみましょう。
ジャガイモは人気であっという間になくなります。
ドライカレー・ハンバーグ・コロッケ
子どもが好きなメニューにみじん切り野菜の登場です。
玉ねぎなども良く炒めてカレーにすると食べてくれました。
オムレツ
先にも書きましたがお手伝いの定番メニューです。
たまご混ぜ混ぜのお手伝いに、野菜をプラスします。
我が家で定番のすり下ろしにんじん入りオムレツ、茹でたジャガイモやブロッコリー(穂先のみ少し)にも挑戦中です。
うちの子はチーズが大好きなので、チーズ入りのほうれん草(小さめに切る)のオムレツにしたら食べられました!
【野菜チップス】で野菜への抵抗を減らす
レシピのアイデアではありませんが、野菜チップスで野菜への抵抗を減らすのも手です。
作るのが面倒だったら、市販のものでもOK、色々な野菜が入った野菜チップスがおすすめですよ。
サクサクで、味もポテトチップスのような塩味で食べやすいです。
私が買っていた野菜チップスはオクラがそのまま入っていました。
子どもが食べ慣れてきたら、「これはレンコンだよ」「これは大根だけど、紫の大根なんだよ」など、どんな野菜か話しながら食べると、色々な野菜に興味が持てますよ。
自宅で作るなら、カボチャやレンコンがおすすめです。器具を使えばレンジで簡単に作れますよ。
2才が野菜を食べないのはなぜ?まとめ
- 2歳の子どもが野菜を食べない理由は「イヤイヤ期だから」「嗅覚や味覚が鋭いから」「食感が苦手」など
- 2歳が野菜食べないを野菜克服するには、大人が美味しそうに食べてる姿を見せる
- 2歳はやりとり遊びができるようになってくるので、野菜にアテレコする、野菜のおもちゃや絵本で遊ぶなどすると興味を持つきっかけになる
- 料理のお手伝いをしてもらったり、野菜を育ててて自分で収穫したりするのも効果的
- 子どもの好きなメニューに一工夫して野菜をプラスし、少しづつ食べられるようにするのがおすすめ
- にんじんの擦りおろしは、いろんなメニューに入れられて便利
- トロトロに煮込んだり、チップスにすると食べやすい
栄養面を考えると、色々な野菜を食べさせたいと思いますよね。
ただ、「食べなさい」と躍起になるより、楽しく野菜に興味が持てるようにしていきましょう。
少しでも食べられたら、思いっきり褒めてあげてくださいね♪
子どもが野菜を食べないと困っているあなたの手助けになれれば幸いです。
ごっこ遊びで「野菜のスープが飲みたいな。」と子どもに作ってもらい「美味しい~!」と食べるマネをましょう。
夕飯時に「○○ちゃんが作ってくれた野菜のスープ、ママも作ってみたよ。」と出してみたら食べてくれるかもしれませんよ。
親子でごっこ遊びを楽しんで、野菜に親しんでみてくださいね。
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