
バレンタインチョコを手作りしたいんだけど、製菓用チョコレートと普通のチョコレートってどう違うの?
製菓用チョコレートは溶けやすく、テンパリング(温度調整)を行いやすいような設計になっていて、普通のチョコレートよりお菓子作りに向いています。
チョコレート菓子を手作りしようとすると、製菓用チョコレートと書かれていることがあります。
普通の板チョコじゃダメなの?何が違うの?と思ってしまいますよね。
- 製菓用チョコレートと普通のチョコレートの違い
- 製菓用チョコレートの選び方や手作り時のポイント
- どこで買えるか
インターネットでおすすめの製菓用チョコレート5選も紹介します。
この記事を参考に製菓用チョコレートを準備して、手作りチョコに挑戦してみてくださいね♪

製菓用チョコレートと普通のチョコレートの違いって?

製菓用チョコレートは普通のチョコレートに比べて、お菓子作りに向いています。
普通のチョコレートは種類が多いため、ものによって性質が異なりますが、一般的には以下のようになっています。
製菓用チョコレート | 普通のチョコレート |
お菓子作りに適した成分比率で作られている | スナックやおやつとして消費されるため、成分が異なる場合がある |
ケーキ、クッキー、ガナッシュ、トリュフなど、さまざまなお菓子の製造に使用しやすい | 主にそのまま食べるためのものや、簡単なお菓子作りに使われる |
溶けやすく、テンパリング(温度調整)を 行いやすいように設計されている | テンパリングが難しい場合があり、特にコーティングやデコレーションには向かないことがある |
風味が豊かで、口溶けが滑らか | 風味やテクスチャーがさまざま 甘さが強いものや、添加物が多いものもある |
一般的に製菓用チョコレートの方が、カカオバターやカカオマスの含有量が高く、風味や口溶けが良いものが多いです。
また、製菓用チョコレートは普通のチョコレートより、テンパリングしやすいため、光沢のある仕上がりやパリッとした食感を得られます。

製菓用チョコレートの方が溶かした時にサラッとしているので、コーティングやデコレーションがキレイにできますよ。
お菓子作りを楽しむなら製菓用チョコレートが向いていますね。
製菓用チョコレートの中でも、カカオ分35%以上(カカオバター31%以上、カカオマス2.5%以上)のものはクーベルチュールチョコレートと言われています。
カカオバターの含有量が高いため、滑らかな口当たりとカカオの豊かな風味が特徴。
溶かすとサラサラ、固まるとつややかで口どけもいいので、薄くパリッとしたコーティングができるのでおすすめです。
クーベルチュールチョコレートについて詳しくは↓
製菓用チョコレートの選び方や手作り時のポイント!


手作りチョコ初心者なんだけど、チョコレートの選び方や作る時のポイントってある?
製菓用チョコレートを選ぶ際には、用途や好みに応じて選びましょう。
チョコレートと言っても色々な種類が販売されており、迷ってしまいますよね。
手作りの際は、水が入らないようにするなどちょっとしたポイントを事前に知っておくと、失敗せずに作れますよ。
製菓用チョコレートの種類の違いは?
製菓用チョコレートといっても、ダークチョコレートやミルクチョコレートなど、いくつかの種類があります。
焼き菓子のクッキーやブラウニーには、セミスイートチョコレートやダークチョコレートがおすすめ。焼くことで風味が引き立ちます。
ケーキやデザートのトッピングには、ホワイトチョコレートやミルクチョコレートがよく使われます。甘さとクリーミーさがデコレーションに合いますよ。
作りたいお菓子に種類の指定がない場合、参考にして選んでくださいね。
ダークチョコレート
ダークチョコレートはカカオマスと砂糖を主成分とし、ミルク成分を含まないチョコレート。
カカオの風味が強く、苦味や酸味が感じられます。
ケーキ、クッキー、トリュフなど、さまざまなお菓子に使用されます。
ミルクチョコレート
ミルクチョコレートは、ダークチョコレートにミルクパウダーや練乳を加えたもので、甘みがあり、クリーミーな味わいが特徴です。
クッキー、ケーキ、チョコレートバーなど、幅広いお菓子に使われます。
ホワイトチョコレート
ホワイトチョコレートはカカオマスを含まず、カカオバター・砂糖・ミルクパウダーから作られます。
甘く、クリーミーな味わいで、デザートのトッピングやケーキのデコレーション・クッキーなどに使用されます。
セミスイートチョコレート
セミスイートチョコレートは、ダークチョコレートの一種で、砂糖が加えられており、甘さと苦味のバランスが取れています。
ビターチョコレート
主に焼き菓子やトリュフ、ブラウニーなどに使用されます。
ビターチョコレートはカカオの含有量が高く砂糖が少ないため、非常に苦味が強いです。
高級なお菓子や、特にカカオの風味を重視したレシピに使用されます。
フレーバーチョコレート
フレーバーチョコレートは、基本のチョコレートに香料やスパイス、ナッツ、フルーツなどの風味を加えたものです。
特別な風味を持つお菓子やデザートに使用されます。
製菓用チョコレートの選び方
カカオ含有量や溶けやすさを確認して選ぶといいですよ。
様々なものが売られているため、どれを選ぼうか迷ってしまいますね。
製菓用チョコレートはさまざまなお菓子作りに活用されます。
ダークチョコ、ミルクチョコなどの種類以外に、選ぶ際のポイントをまとめました。
カカオ含有量を確認
カカオ含有量が高いほど、苦味や風味が強くなります。
レシピに応じて、適切なカカオ含有量を選ぶことが重要です。
甘さの調整
甘さを調整したい場合は、セミスイートやビターチョコレートを選ぶと良いでしょう。
品質を重視
高品質なチョコレートの原材料は、カカオバターやカカオマスが主成分で、添加物が少ないものを選ぶと、風味が良くなります。
また、信頼できるブランドのチョコレートを選ぶと、品質が保証されることが多いです。
値段は高くなりますが、クーベルチュールと書かれているものがカカオバター含有量が多くておすすめです。
溶けやすさを考慮
チョコレートを溶かして使う場合、テンパリング(温度調整)が必要なことがあります。
特に、コーティングやデコレーションに使う場合は、溶けやすいチョコレートを選ぶと良いでしょう。
コイン状など刻まなくても使える形状のものが便利です。
フレーバーの選択
フレーバーチョコレートを使うと、独自の風味を加えられます。
風味のバリエーションを付けたい場合、レシピに合ったフレーバーを選ぶと、より個性的なお菓子が作れます。
製菓用チョコレートで手作りするときのポイント
チョコレートを用意していざ手作り!そんな時のポイント・注意点をまとめました。
ちょっとしたコツで、手作りがより美味しく、仕上がりもよくなりますよ。
テンパリング(温度管理)はしっかりと
製菓用チョコレートを溶かす際は、温度に注意し、適切なテンパリングを行うことが重要です。
これにより、光沢のある仕上がりやパリッとした食感を得られます。
溶かすときは低温でゆっくりと
チョコレートを溶かす際は、焦げないように注意し、低温でゆっくりと溶かすことが大切です。
電子レンジを使用する場合は、短い時間で様子を見ながら加熱するといいですよ。
水が入らないようにする
製菓用チョコレートを使用する際は、他の材料との相性にも注意が必要です。
特に水分が入ると、チョコレートが固まってしまうことがあるため、注意が必要です。
湯煎するときにお湯が入ってしまわないように気をつけましょう。
製菓用チョコレートを使う際の保存方法
チョコレートは温度や湿度に敏感なため、直射日光を避け、涼しく乾燥した場所で保存することが大切です。
温度管理
チョコレートは涼しく乾燥した場所で保存しましょう。
せっかく購入しても、保存方法が悪いと品質が落ちてしまうため、高温や直射日光を避けて下さいね。
理想的な保存温度は15℃から20℃程度です。
湿度管理
湿気はチョコレートにとって大敵なため、密閉容器に入れて湿気を防ぐと良いでしょう。
湿度が高いと、チョコレートが白く粉を吹いたようになる(ブルーム現象)ことがあります。
冷蔵庫の使用
冷蔵庫での保存は避けるべきですが、どうしても必要な場合は、密閉容器に入れてから冷蔵庫に入れ、使用する前に室温に戻すことが重要です。
急激な温度変化は、チョコレートの質を損なう可能性があります。
賞味期限
製菓用チョコレートには賞味期限がありますので、購入時に確認し、期限内に使用するようにしましょう。
製菓用チョコレートはどこで買える?カルディやドンキは?

製菓用チョコレートは業務スーパーやドンキなどの店舗で購入できます。
ただ、取り扱いのないお店も多く見つけるのは大変なので、インターネットが便利です。
おすすめの製菓用チョコレート5選も紹介します。
ドンキや業務スーパーなどの店舗で買える
製菓用チョコレートは業務スーパーやセリアなどの店舗で購入できます。
- ドン・キホーテ
- 業務スーパー
- 成城石井
- カルディ
- イオン、マックスバリュ
セリアなどの百均も、年中置いているところは少ないようですが、バレンタインシーズンには販売されている店舗もあります。
ドンキホーテでは、お手頃価格や大容量パックの製菓用チョコレートが購入できます。
業務スーパーでは、溶かして使いやすいタイプや大容量サイズの商品があり、値段も比較的お手頃なのでコスパ重視の方にはおすすめです。
成城石井では、フランス産のクーベルチュールチョコレートといった品質の高い製菓用チョコレートを購入できます。
カルディでは、海外ブランドの製菓用チョコレートを多く取り扱っていて種類も豊富で、ちょっとしたお菓子作りを楽しみたい方にもぴったりです。
イオン・マックスバリュでは、製菓コーナーに製菓用チョコレートが置かれていることが多いです。
インターネットで人気の製菓用チョコレートおすすめ5選
製菓用チョコレートは取り扱いのない店舗もあるため、近所で買えない時はインターネット通販で買うといいですよ。
楽天市場やAmazonで売られているおすすめの製菓用チョコレートを紹介します。
カカオ分70%のダークチョコレート

人気のカカオ分70%のダークチョコレート。
エクアドル産のカカオを主体にし、豆本来のフローラルなアロマが香るスイートチョコレートです。
香料は使用されていないので、ドライフルーツとの相性が良いですよ。
明治の製菓用クーベルチョコレート

使いやすいカカオ分56%、業務用なのでコスパ抜群の明治の製菓用チョコレート。
1口サイズで食べやすい!甘すぎず、チョコ感をしっかり感じられるダークチョコレートです。
短い時間でテンパリングしてもなめらか

チョコレート消費大国スペインが認めた最高品質の製菓用クーベルチュールミルクチョコレート。
ココアバターとカカオマスを使用して作られており、口溶けの良さとカカオの風味を楽しめます。
店舗独自の配合により短い時間でテンパリングしてもなめらかに溶け、艷やかで口あたりの良いチョコレートに仕上がるのが特長です。
カカオ分80%の有機ハイカカオチョコレート

カカオ分80%、フローラルな香りのカカオ豆を使用した、強い苦味が特徴のハイカカオタイプのダークチョコレートです。
ホワイトチョコ好きなあなたへ

穏やかなバニラの香りと控えめな甘さが特徴のホワイトチョコレートです。
海外有機認証の有機カカオから搾ったココアバターを使用しています。
製菓用チョコレートと普通のチョコレートの違いは?まとめ

- 製菓用チョコレートは普通のチョコレートより、テンパリングしやすいためお菓子作りに向いている
- 普通のチョコレートより製菓用チョコレートの方が、カカオバターやカカオマスの含有量が高く、風味や口溶けが良いものが多い
- 製菓用チョコレートは色々な種類が販売されているが、用途や好みに応じて選ぶ
- 手作りの際は、湯煎の水が入らないようにするなど失敗しないためのポイントがある
- 製菓用チョコレートは業務スーパーやドンキなどの店舗やインターネットで購入できる
板チョコなど普通のチョコレートでもお菓子作りはできますが、溶かしたり固めたりする場合は、製菓用チョコレートの方が扱いやすいです。
また、製菓用チョコレートの方が風味や口溶けが良いものが多いので、美味しくできますよ。
ぜひ、手作りチョコを楽しんでくださいね♪
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